M先生へ   豊増昇とクヌシェビッツキー
ピアノ教則大全集に収録されていた豊増昇というピアニストについて書きましたが
東京芸術大学で教育者として仕事をされていた人でした。

演奏は私にとっては真面目で堅すぎるような印象があります。
ベートーベンは向いていそうでもモーツアルトはもう少し違ってもよさそうな・・・

リリークラウスやイングリッド・バークマンがありますので
モーツアルトならこちらを好んで聴きますが、
グレングールドのような個性的な演奏もありますし
豊増昇さんにとってのモーツアルトはこういうものだと主張されてるのだろうと
 それぞれの演奏を楽しんでいます。


関心をもっているチェリストがいて、あまり名前が出てきません。
スビャストラフ・クヌシェビッツキーという人です。
この人のレコードを買ったのではなく
ロシアのチェリスト、ダニール・シャフランに興味があり
シャフランのハイドンのチェロ協奏曲を買いましたが
B面にクヌシェビッツキーの演奏するチャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」
が入っていました。
この曲はペレー二、ほかに数人の演奏を聴いています。

※ドヴォルザークのチェロ協奏曲のB面はこの曲が収録されているケースが多いです。
チャイコフズキーの楽譜に忠実な印象です。。

ネットで調べると
モスクワ音楽院のチェロの教授だった人でした。

オイストラフとオボーリンとトリオをうよく組んでいたとありますので
私が知らなかっただけのようです。

この演奏なら是非バッハの無伴奏チェロ組曲を聴きたいと
調べて見ましたが、残念ながら記録にありませんでした。

       下はモノラル録音、韓国盤です。
    クニシェビッツキー(1908~1963)のチャイコフスキーロココ風の主題による変奏曲を
 一度聴いてください。あまり馴染みのないチェリストですが

  上の写真はダニール・シャフランです。
下が  クニシェビッツキーです。

私のiPadは まずこの曲と、ジネット・ヌヴーのショパン夜奏曲「遺作」
フィガロの結婚(モーツアルト)の中で唯一短調の四幕の頭のバルバリーナの「針をなくしてしまった」というアリア。バッハの農民カンタータ、コーヒーカンタータの中のアリア。
映画「シンドラーのリスト」のテーマ、ジョン・ウイリアムズのバイオリン曲。
です。